新幹事ブログ

 こんにちは、慶應義塾體育會弓術部です。

 年が明け、2月9日から春シーズンが始まり、弓術部としても新しい一年が幕を開けました。代交代を行い、この度新しく10名の幹事が就任いたしました。幹事就任にあたって、今年一年の意気込みをそれぞれが執筆いたしましたので、是非ご覧ください。

主将:増田啓吾(法学部政治学科四年)

 お世話になっております。今期より主将を務めることになりました、法学部政治学科四年、慶應義塾高等学校出身の増田啓吾と申します。学生弓道人生のラストイヤーを主将として過ごさせていただくにあたって、自分の考えていることを書こうと思います。

 本塾男子は今年、都学リーグでⅠ部優勝を果たすことができました。今回優勝できた理由は、僕は慶應のチーム力であると考えています。個人競技ともいえる弓道の試合において、チーム力とはどういうことか。
今回のリーグ戦で活躍が目立ったのは大学から弓道を始めた部員と一年生でした。これはつまり本塾全体の指導力と、部員全体の強い向上心による勝利であることを表しています。どうしても大学初心者や一年生は、経験者や上級生に比べると知識・技術ともに不足しがちです。そこからリーグ戦で活躍できるということは、現役まで受け継がれてきた知識や、コーチの皆様の指導が大きな糧になったということになります。また、彼らはここまで出られなかった試合も多くありました。経験者や上級生がレギュラーを独占する中でも、向上心を持って腐らずに練習を続けたからこそ、このような結果に繋がったのです。
 そしてこのような部員の活躍の裏には、経験者や上級生の存在があると思います。あるときは目標に、あるときはメンターに、あるときはライバルになって、成長のサポートをしていました。この両輪、つまりこのチーム力が慶應弓術の強みであると思っています。

 さて、このチーム力を活かして他のⅠ部校と渡り合えるようにはなりました。しかし、優勝とはいえ満足のいくような高的中は出せていません。目指すべきは接戦での勝利ではなく、160射皆中により近い的中を出し、より安定して勝てるチームです。そのためにはチームとしての強さに甘えずに、個としても強くなることが重要です。19中だとしても抜けた1本にこだわる。皆中だとしても星に詰まらない矢の課題点を考える。的中が出たうえでも正しい体配、射品射格を追求する。僕は、「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」という福澤先生の言葉を体現するような、成長を止めない実直なチームにしていきたいと考えております。

副将:石坂拓海(法学部法学科四年) 

 本年度、慶應義塾體育會弓術部副将になりました、石坂拓海と申します。私は副将として、「全員が目的意識を持って活動することができるチーム」を目指し、実現するために尽力していきたいと考えております。一年間を通して、誰も置いていかずに全員での勝利を目指し、努力してまいりますので、今年度もご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
 皆さんは大学で弓を引くことにどのようなイメージをお持ちでしょうか。例えば「日本一を目指すことができるラストチャンス」や「弓道が面白いから引きたい」のようなポジティブなイメージから「体育会で上下関係が厳しくてしんどい」や「拘束時間が長くて大学生活を満喫できない」のようなネガティブなイメージまでさまざまだと思います。僕自身が大学で弓を引いたり、クラスメイトやゼミの同期と話したりして感じることとして、「何かに打ち込むことができることの素晴らしさ」をよく感じます。
 大学生は自由です。高校生の時とは違って、決められた時間割もなければ部活動・サークルに入るのも自由、資格試験に合格するために努力することも自由、バイトを頑張るのも自由です。そのような中で、同じ志を持った仲間と目標に向かって日々切磋琢磨し、四年間を一つのことに打ち込むことができる環境があること自体が素晴らしいことだと思います。私たちは都学Ⅰ部1位に位置しており、学生弓道の最高峰にいます。そんな環境で四年間、粛々とひたむきに努力を積み重ねることは必ず将来の糧になります。
 最後になりますが、皆さんの人生の主役は皆さん自身です。大学を卒業する時にやりきったと思えるような四年間を過ごしていただければ幸いです。

副将:小山巧豊(理工学部四年)

 はじめまして。今年度、副将を務めさせていただくことになりました、理工学部四年の小山巧豊です。慶應義塾高等学校出身で、中学から弓道を続けています。
 昨年度は、王座決定戦に出場したものの、1回戦で敗退する結果となりました。この悔しさは、今でも強く心に残っています。しかし、その経験を通して、自分たちに何が足りなかったのかを見つめ直し、部員一人ひとりが課題と向き合う一年でもありました。
 今年度は副将として、主将を全力で支えるとともに、部員全員が高い意識をもって稽古に取り組める環境をつくっていきます。基礎を徹底し、一本一本にこだわった射を積み重ねることで、王座優勝を目標に、結果にこだわる一年にしていきたいと考えています。
 また、副将に加え、先輩係主任も務めさせていただきます。OB・OGの先輩方とのつながりを大切にし、これまで築かれてきた伝統を受け継ぎながら、部の運営がより円滑に進むよう尽力してまいります。
 今の弓術部は、真剣に稽古に取り組みながらも、互いに支え合える雰囲気のある部活です。その良さをさらに高め、部員全員が「勝つチーム」として成長できる部にしていきたいと考えています。
 副将および先輩係主任としての責任を強く自覚し、王座優勝に向けて全力を尽くします。これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

主務:山﨑悠楓(文学部人文社会学科)

 こんにちは!この度、新しく主務を務めさせていただきます、文学部人文社会学科社会学専攻四年の山﨑悠楓です。出身高校は城北高等学校です。
 次年度の意気込みというか目標は、「とにかく死ぬ気で中てる」ことです!私は来年で弓道歴は10年目に突入します。中学1年生の頃、「珍しいし、面白そう」と軽いノリではじめた弓道が、まさか人生の半分を占めるまでやり続けることになるとは、自分でもビックリです!
 これまでの弓道人生を振り返ると、高校時代は一生早気でしたし、パッとするものは特にありませんでした。それでも大学で弓道を続け、しかも體育會に入部した決め手は、先輩方の雰囲気の良さでした。実は高校時代、城北から慶應へ行ったOBの方々のご招待で、志正弓道場で大学生の方々と我々高校生で合同練習をする機会がありました。はじめは正直、慶應はチャラそうで自分に合いそうにないというイメージがありましたが、どの先輩方も皆我々に優しく接して下さり、この時、「もし慶應に合格したら入部しても良いな」と感じたことを覚えています。
 早いもので気づけば最高学年になってしまいましたが、私は、高校生時代に感じたこの「良いな」の雰囲気を大切にする部活にしていきたいと思っています。やっぱり、せっかく大学の4年間を弓道に全力で取り組むのなら、楽しくなければやってられないですよね!
 そして雰囲気というのは、1人で作ろうと思っても中々難しいです。皆があっての弓術部ですから。未来の新入生たちが「この部良さそう」と思ってもらえるよう、皆でこの部を作り上げていきたい。そして私は主務という立場から、個人個人色々な想いがあると思いますが、50人近い部員全員が、「この部に入って良かった」と思えるよう全力でサポートしていければと考えています。
 至らない点も多々あるかと思いますが、残りの学生弓道生活1年、全力で駆け抜ける所存です!どうぞよろしくお願いいたします。

部内幹事:小泉達也(法学部政治学科三年)

 この度、部内幹事を務めさせていただくことになりました、法学部政治学科三年、慶應義塾高等学校出身、小泉達也と申します。
 これまでの二年間、先輩方が部のために身を粉にして動き続けてくださる姿を間近で見てきました。自分が弓を引ける環境が、決して当たり前のものではなく、多くの支えの上に成り立っているという事実を、日々痛感しています。次はそれを受け取る側ではなく、支える側として責任を果たしたいと考えています。
 次年度に向けては、部内の連携をより円滑にし、一人ひとりが競技に集中できる環境づくりに全力を注ぎます。些細な不備や見落としを軽視せず、縁の下から部全体を支え続ける存在でありたいと思います。

 弓術部は、静かな佇まいの中に強い覚悟と緊張感を宿した部活です。その伝統と雰囲気を守りつつ、より良い組織へと進化させる一助となれるよう、最後まで責任を持って務め上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

部内幹事:菅沼貴博(経済学部三年)

 新しく部内幹事となりました、菅沼貴博です。慶應義塾湘南藤沢高等部出身、経済学部三年生です。
 私の現在の大学の学年は四年生です。一年遅れで入部をしたため、体育会学年は三年生となっています。ややこしくてすみません。私は大学一年生の時は體育會弓術部には所属せず、フラフラしていました。二年になり、「やっぱ弓道、やりたいな」ということで、入部させていただきました。
 部にとっての私の役割は、潤滑油とアクセルだと思います。部の抱える問題に、トップダウンがあります。危険を伴うスポーツであることや部として全体最適の視点が重要であるということを承知しています。そのうえで、少し下級生の意見や悩みが上まで届かないという問題が発生しているように思えます。こういったことが続くと、士気に差が出たり、退部する部員が生まれたりします。
 世代を超えた意見交換がより活発になり、部員全員の幸福度が最大となるよう、積極的にヒアリングを行っていきます。そして、その声を基に、必要な変化を恐れず、改善に向けてガンガンアクセルを踏んでいきたいと考えています。幸い私の周りには良識のある人もいるので、何か間違った道に進みそうになったら止めてもらおうと思います。私が引退する頃には、選手選考・練習メニュー・方針に疑問があればすぐ幹事に相談でき、幹事はすべて合理的な理由を持って説明できる、そんな部活を実現したいと思います。
 最後に、当然ですが、強い部を目指します。私自身も、試合で抜かないよう、努力を続けます。個人的な話ですが、私はまだ日本一を取ったことがありません。最後の年に、このメンバーで、日本一が取れるよう、みんなで力を合わせて頑張ります!

女子主将:渡邉菜々美(経済学部四年)

 女子主将に就任いたしました、慶應義塾女子高等学校出身、経済学部の渡邉菜々美です。これからの一年間を女子部が勢いをつけられるようなきっかけの年にできるよう、全力を尽くします。
 これまでの女子部には、真面目で責任感の強い部員が多く、それゆえに一人で自分を追い込みすぎてしまい、試合でも過度な緊張感が漂うという課題がありました。その緊張がさらにプレッシャーを生み、望ましくない循環を生んでいたように思います。しかし、そのような流れがガラッと変わったのが昨年のリーグ戦の最終戦でした。最終戦では、下級生が中心となってチームを盛り上げてくれたことで、選手が伸び伸びと試合に臨むことができたと思います。
 最終戦でチームの雰囲気が良くなった理由について、私はチーム全員で頑張ることができたからだと考えています。弓道は「選手は孤独だ」と言われることが多い競技であり、実際に選手は悩みを一人で抱え込み、殻にこもってしまいやすいと感じています。最終戦の週は追い込まれた状況だったからこそ、選手一人一人が、練習時から意識的に互いに声を掛け合う機会が増えたことで、試合での雰囲気をこれまでより格段に良くし、チーム全体の力を引き出してくれたのだと思います。
 今年度はこのような、皆で頑張る、チームの良い雰囲気を大切にしながら、新人戦から勝ち続けていきたいと思います。また、ただ勝つのではなく、誰一人置いて行かない、全員で勝てるチームを目指していきたいと思います。私たち女子は、現在Ⅳ部リーグに所属しており、本年度はⅢ部リーグへの昇格を目標にしています。しかし、私たちの最終目標はそのさらに先のⅠ部にあると考えています。だからこそ、本年度だけでなく、その先も勝ち続けられるようなチームの土台作りができるような主将としての責務を全うするつもりです。
 現在の女子部は、例年よりも人数が少ない分、部員間での関係が濃い代だと感じています。だからこそ、心強い仲間たちと共に弓術部部員としての最後の一年間を過ごせることを嬉しく思います。私自身、まだまだ主将として至らぬ点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。

女子副将:伊澤優花(文学部四年)

 こんにちは、次期女子副将を務めます、頌栄女子学院高等学校出身、文学部四年の伊澤優花です。

私からは、昨シーズンの振り返りと来シーズンの目標について書こうと思います。

 私にとって昨年度は、“選手”として過ごした初めての年でした。二年生までは早気克服のために8kgの弓を使ったり引き戻しをしたりと、選手層からは完全に外れていました。しかし、今年は春先に早気を克服して、新人戦で初めて試合に出場しました。全関と全日ではメンバー入りできませんでしたが、夏オフから的中率を伸ばしてリーグ戦に出場できました。ここまで成長できたのは、自分が今までにないほど練習したから、そして支えてくれた人たちがいたからです。
 このように振り返ると充実したシーズンであったよう思えますが、蓋を開けてみると結果は散々でした。昨年度の本塾女子は、春シーズンもインカレも関関同も戦績は振るわず、リーグ戦では入替戦に負け、その後のリーグ再編の結果Ⅳ部に降格となりました。体育会の目的は中てることと勝つことで、私の結果に価値はありません。Ⅰ部昇格を目指しながらⅣ部に降格したこと、そして自分の矢が敗因となった事実は、しばらくは受け入れられなかったほどに残酷で、重みのあるものでした。部を背負って試合に出る緊張感と、自分の中の不安に負けて、射がどんどん崩れていく恐怖を経験しました。

 それでも私は選手として、副将としてチームを勝利に導きたいと強く思います。なぜなら、部員全員が共有できる最大の喜びがチームの勝利だからです。辛いことも多い競技生活ですが、中たって嬉しい気持ち、勝って楽しい気持ちがモチベーションになっていきます。(コーチのお言葉を引用させていただきました)

 昨年度の私たちには、みんなで勝利を喜べる瞬間はほぼありませんでした。試合に負け、目標と現実の差を突きつけられて、苦しい期間を過ごした部員が多かったと思います。ですが、このような中でも大きく成長していく部員の様子を見てきました。試行錯誤を重ね、課題を克服しようとし続けた部員を誇らしく思っています。だからこそ、来年度はその過程を必ず勝利という結果に繋げたいと思います。

 本塾女子にセレクションの部員はいません。よって、今いる部員から選手を育てていくことが求められます。選手育成のためには射術だけでなくメンタルや試合への臨み方も含めて指導する必要があり、チームの方向性を一致させることが大切で、そこでは信頼関係が欠かせません。先日女子の皆さんにはお話ししましたが、これが私の考えるチームワークが大切である理由です。

 「試合での一本をどのようにして的に入れるのか。」
 「また、組織の人間としてどのように勝利に貢献していくのか。」
 これらを常に考えるチームにしていきたいと思います。たくさん話をして良いチームにして、勝利を重ねていこうね。頑張ろう。

女子主務:柄本美樹(経済学部四年)

 令和8年度女子主務を務めさせていただきます、慶應義塾湘南藤沢高等部出身、経済学部四年の柄本美樹と申します。
 昨年度、女子は異例の都学リーグⅡ部からIV部にまで降格となりました。入部当初からⅠ部昇格を目指してきた我々にとって、IV部という結果は悔しさ、絶望、罪悪感が入り混じる到底受け入れがたい事実でした。もう下を向いている暇はないので、本年度のⅢ部昇格を目標に、将来のⅠ部昇格達成へのバトンを繋げられる強いチームを作ります。
 現在弊部に所属している女子選手は2年生5名、3年生3名、4年生3名の計11名です。厳しい現状の中で人数が少ないながらも、一人一人が前向きな気持ちで活動し続けてくれています。そのおかげで、個人的にここ最近は道場の雰囲気が入部以来最も明るく感じられ(上級生になって景色が変わったのもあるかもしれませんが…)、目標に向けて頑張る原動力となっています。これからも部員全員がチームに欠かせない歯車として、互いに切磋琢磨しながら精進したいです。
 個人としては本年度、試合に出場し続けて第一線でチームを牽引するのが目標です。一般的に主務という役職は、事務作業等を通して部のマネジメントを担う縁の下の力持ちと言われます。しかし自分は「主務」である以前に「選手」である。これを肝に銘じて主務業を言い訳にせず、選手として的中でチームの結果に直接貢献できるよう努力します。最後は「しごできな主務」というより、「頼もしい選手」として引退したいです。
 Ⅳ部所属・選手計11名と、チームは非常に苦しいスタート地点にいますが、全員で前向きに努力を積み重ねて必ず上を目指します。これから一年間、よろしくお願いいたします。

〜部員のみんなへ〜
 全員が自分の仲間かつライバルだと思ってます。最後まで誰一人欠けることなく駆け抜けてみんなで良い景色を見よう!

女子部内幹事:岩田澄夏(法学部政治学科三年)

 令和八年度女子部内幹事を務めさせていただくことになりました、法学部政治学科三年、横浜雙葉高等学校出身、岩田澄夏です。
 女子は昨年度都学リーグⅡ部からⅣ部への降格が決まり、Ⅰ部昇格を目標に据えていた私たちにとって、大変悔しい結果となってしまいました。しかしここからは再起を図るべく、前を向き続けるしかありません。
 私が目指すのは、個人が部活にいる意義を見出し続けられるような部活です。弓術部には弓歴も境遇も入部理由も、様々な人が集まっています。しかし形は人それぞれであれ、この部活には向き合い続ければ必ず会得できるものがあると信じています。私はどんなに辛いときにも、いつもともに頑張る仲間がいることが心の支えになります。同じ弓を通じて繋がるそんなかけがえのない仲間を大切にしたいと思いますし、部員全員がこの部活にいる意味を自分で見出して、それを貫き通す。そのような部活を創り上げたいと強く思います。
 個人としては、部活に真摯に向き合う姿を見せ続ける選手でありたいです。チームの勝利に対して責任を負う立場として、コミュニケーションを通じて上級生・下級生の橋渡し役を担い、精神的にチームを引っ張ることが自分なりの貢献方法なのかなと考えております。新しい女子部のスタートの推進力となり、先輩方・後輩と全員で私たちなりの「良いチーム」築き上げます。
 最後になりましたが、感謝の気持ちを忘れず、精一杯頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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